賃貸管理は労働集約型ビジネス同情します

さて、

先日、昔付き合っていた
賃貸客付け兼管理会社の社員さんに会って話をしました。

想像はついていましたが、賃貸のお仕事って
つくづく大変だなと思いました。

一番嫌な仕事は、入居者のクレーム処理だそうで
その日も今からクレームを聞きに行くんだと言ってました。

彼の店舗では入居者からのクレームが
一日に2、3件あるとか。

年間でも650件以上のクレーム、
トラブルがあると言います。

とくに、最近はクレーマーが多く、
どんな小さなことでも文句を言ってくる入居者が多いとか。

権利意識の高い最近の若い人の対応は大変です。
昔の入居者なら、少々のことは我慢するんですがね。

また、昔と比べてお客様としての意識も高いです。
【家主>入居者】という関係ではなく
現在のように、【家主<入居者】という力関係では
大家さんや管理会社は、弱ーい立場です。

また、管理業者が昔のように入居者に
横柄な態度で接しても上手く回っていた時代と違って
今はサービス業の時代でもあります。

必然的に、ぺこぺこ接客するから
入居見込み客は甘やかされて育っています。

ということで話がズレましたが
クレームの処理の話に戻ります。

で、ですね。
これって、まったくお金にならない仕事ですよね。
わけのわからない時間を取られて
管理料を何%か大家さんからもらったとしても
精神的な負担が大きく、合わない仕事だとも言います。

業務を客付けとか管理とか
内部でしっかり分け、分担作業にしないと
精神的にたぶん持たないでしょうとも
言われます。

いずれにしても、賃貸のような非効率で
労働集約型の仕事は、あまりやりたくないですね。
私自身も自分が所有する賃貸を自分自身で管理しているので
この社員さんの言うことはよく理解できます。
20年間のメーカー時代に何度も経験していますが
入居者のクレームには、ほんと振り回されますからね。

最近は、このクレームに嫌気がさし
管理料5%払っても任せた方がいいなと思っています。

いやなクレームから逃れるなら5%など安いものです。
そんなことに時間を取られるぐらいなら
もっと、他にやるべき仕事がありますからね。

時間や労力、精神的な負担をお金で解決できれば
そちらの方がいいと思います。

ある零細不動産会社の社長さんに聞いた話ですが・・・
昔は、入居者から水が漏れるといわれて
水道蛇口のパッキンを持って
夜、車を飛ばして直しに行っていたとか。
もうこんなことが常に続くと・・
長年やっている賃貸管理が、嫌でたまらないので
会社を畳んだ、という人がいるぐらいです。

ですから、
この賃貸の管理というものが、「いかに大変なのか」
ということがよくわかると思います。

ちなみに、その社長さんは今何をしているのか?
コンテナを600室以上所有し
売り上げは6000~7000万。
今はコンテナビジネス経営だけに特化しているそうです。

社長曰く・・・
「あの時、賃貸を辞めてよかったー!」
だ、そうです。

この社長さんの気持ちがわかるな~ (笑)

最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは
また、メールしますね。