不動産投資の出口戦略「売却」ノウハウとは?

さて・・・

不動産投資の出口戦略は「売却」という
選択肢が多いのではないかと思います。

しかし、安く売っては意味がないですよね。
せめて債務分以上では売りたいものです。

先日、研修生の方からご相談がありました。

自分の戸建ての借家と自宅を売却したいのだが、
上手く売る方法はないものか?
という相談を受けました。

わたしは
「できるだけ高く売りたいってことだな?」
と思いましたので
出した回答はこうです。

「まず最初にやることは・・・」
「借家に住んでいる入居者に売ったらどうですか?」
と答えました。

不動産の投資家に売却したって
利回りがどうのこうのってうるさいこと
いって値切られるのが落ちでしょ。

「できれば希望価格で」なんてことはまず無理ですよ。

だったら、中古戸建て住宅として
一般ユーザーに売った方が高く売れるじゃないですか。

しかも、そこに住んでいる人で
その地域から離れられない人でしょ。
きっと、その借家も気に入っているに違いないですよ。

それに利回りを気にする人じゃないから
大きく値引きされることもない。

また、続いてもう一つ方法も教えました。

「物件を中心とした半径500メートル
 の範囲にチラシを作って撒きなさい。」

不動産のルールというか、鉄則として
「近くから攻めろ」ということなんですよ。

これ、不動産の業界の常識なんです。

私がいつも言っている「灯台下暗し」で
お客は【す ぐ 近 く に 存 在 す る】んです。
コレを知っていたら、全ての問題は解決します。

結局、その人は私がアドバイスしたことを実行して
「希望価格」で売ってしまいました。

で、、、これだけではありません。

この不動産の鉄則を上手く利用して
他にもいい方法があるんですよ。
この方法は画期的ですよ。

これ、昔、ある70代の投資家の人に
教えてもらったことで
その人は実際にやっていたことです。

当時、「すげー発想だなー」と思いましたね。

たとえば、マンション1棟の場合ですが
まず、自分で管理組合を作って
投資物件のビルやマンションを
それぞれの部屋ごと区分登記して

一つずつそこに住んでいる入居者に売却してしまうんです。

売れ残りがある場合、それは自分の所有として残し
時間をかけて売ってもいいじゃないですか。

小さくした方が売れやすいですし
投資物件として一括で売るより
住宅希望者に売る方が高く売れます。

何度も言いますが
投資家に収益物件を売る場合、
どうしても「利回り」等で買い叩かれます。

それを避けるためにこういった売却方法を取るのです。

投資物件として売却するより
住宅商品として売った方が
売りやすいということなんですね。