トランクルーム経営コンサルタントの
一級建築士・宅地建物取引士の竹末です。
さて、
トランクルーム投資の将来について
危惧する人がおられます。
どんなビジネスでも始めがあり
終わりがあります。
ブームになって供給過剰になり、
必要以上に施設ができると
トランクルームが余剰になってきて
このビジネスがダメになるんじゃないか?
そんな将来に不安を感じる人も
少なくないと思います。
確かに、トランクルーム経営は
今は導入期、成長期です。
これがいずれ成熟期を迎え
衰退期に入る可能性も
否めないと思われます。
しかし、皆さんがよく知っている
コインパーキングビジネスですが
15年前あれほど供給過剰だ、
もう駄目だといわれたコインパーキングですが、
いまだに成立しているではありませんか。
このパーキングのビジネスモデルは
約30年前のバブル時期に生まれ、
都会の空き地利用ということで
一躍ブームに乗りました。
そして、一時期は供給過剰、飽和状態に
なり撤退も相次ぎ淘汰されるように
なりました。
しかし、時代が変わり
都会の空き土地の土地有効活用で
建物が出来始めると逆に空きスペースが
少なくなり、時間貸し駐車場が見直される
ようになったのです。
また、道路交通法での駐車違反の
取り締まりの強化など規制が厳しく
なってきたのが追い風となり
コインパーキングが見直される
きっかけとなっています。
そのため、最近は都心だけでなく
郊外の住宅地へも進出し
都心から離れた住宅地の
交通主要駅近辺でもよく
見かけるようなりました。
衰退していると思われていた
コインパーキング市場が
新たなニーズを呼び起こし30年も経つと
「こんな便利なものがどこでも利用できる」
と一般人の認知度が深まったため
復活したわけですね。
このようにビジネスというものは
大きな波、小さな波を繰り返し
枝葉をつけて成長していきます。
限界はないのです。
私が16年間のトランクルーム経営の
経験値から言わせてもらうと、地方都市の
都会や田舎でも「こんなものがあるのか?」
というぐらいニーズは拡大しています。
過疎と言われる人口の少ない地域でも
十分ニーズが見込まれることがわかりました。
現在、日本のトランクルームはコンテナを含め
100世帯に一つの割合で利用されています。
アメリカのように10世帯に1つが
利用されるようになるためには
あと、20年はかかるでしょう。
皆さんが思うほど、このビジネスは
奇をてらったビジネスではありません。
収納という行為は
人間が生きていくために必要な衣食住の
「住」にあたる根幹的な営みです。
住まいの収納したいという悩みを
解決してくれるのが
トランクルームなんですね。
トランクルーム投資はまだまだ導入、
成長期。今から参入しすれば
最低20年から30年は
継続できるビジネスだと思います。
そのために1日でも早く参入する
ことなんですね。