日本の空き家の数は820万戸

さて、

『2013年の日本の空き家の数は約820万戸
(総務省統計局調査)。

前回調査(2008年)に比べて63万戸も増加した。
空き家率が高い都道府県は山梨県17.2%、愛媛県16.9%、
高知県16.8%、徳島県16.6%、香川県16.6%と、
地方が目立つ。』

空き家率が高い4県で、ほとんどが四国です。
四国って、本土から離れている陸続きでない島ですから
不便なんでしょうかね。若者が故郷を出ていくのは
魅力が乏しい地域と思われているのかもしれません。

そのうち、四国から人がいなくなるんじゃないかと
心配したりします。
でも、私は学生時代に何度も行ったことがありますが
北国と違って気候も温暖だし、人間は心が暖かいし
本当は住むには良いところなんですがねー
新幹線が開通すれば違ってくるかもしれませんね。

いずれにしても
日本は必要のない建物が多すぎるということでしょう。

戦後、住居不足の時代がありましたが
その後の政府の経済政策で公共工事を推進した。
おかげで建設業者ばかりが増えました。

住宅政策もあり、持ち家の取得が増えましたが
核家族化で、住宅は1世代かぎりの建物でした。
昔のように、2世代、3世代が同じ屋根の下で生活する
という家族制度という慣習は失われました。

必然的に、住宅がどんどん増えていきます。
しかし、1代限りの家ですから
40年ぐらいしたら、世帯主、配偶者が亡くなって
家が必要なくなる。

こんなことを繰り返していくうちに
とうとう、820万戸の空き家が出来てしまった。

高齢化社会になり平均寿命が長くなると
最近は、相続や介護も、
「老老相続」、「老老介護」という現象が起こっています。

私自身もそういう立場に・・・(苦笑)

「親の介護のため自宅を新築」

資源の無駄使いですから
余った家をもう少しうまく活用する方法があれば
いいんですがね。

新しいものを良しとする日本人の価値観を変えなければ
空き家はまだまだ増えそうです。
スクラップアンドビルドは、社会に活力を与えると
勘違いしている人も日本人には多いです。

「温故知新」という言葉をもう一度思い起こして
全てが新しければよいという価値観は
もうお終りにしたいものです。

それでは
また、メールしますね。