【トランクルーム投資】粗利益率の高いビジネスを選べ

 

トランクルーム経営コンサルタント

一級建築士・宅地建物取引士の竹末です。

 

さて、

竹末が従事していた建設業にしても製造業にしても

売上から、かかる原価や経費を引いて、

残る利益(粗利益)は信じられないぐらい低いですね。

 

これに営業経費や会社を維持運営している

管理費や人件費などを引くと、残る利益

(営業利益率)はさらに低くなります。

 

こんな利益率の低さでは、

政府が推し進める労働者の人件費の値上げ

など、とても達成できないのではないかと思います。

 

携わっている本人たちからすれば、長年この業界で

飯を食っているとこれが当り前の仕事なんだ

と疑問意識も持たないでやっているんじゃないか

と推察します。また自分たちの業界以外の

他の業界を調べたことが無いなのではないか

と思います。

 

たとえば、ここにこんな企業が存在します。

キーエンスという企業はご存知でしょうか?

キーエンスは大阪に本社があるファクトリー・

オートメーションの総合メーカーです。

 

「今までの世の中になかった、新しい価値を

創造することに挑み、商品を通じてお客様の

課題を解決する」というコンセプトのもと、

付加価値の高い産業機器などを開発しています。

 

どちらかと言えば、この企業は製造業の部類です。

が、この企業の商品は粗利益率82.1%

本業の儲けを示す営業利益率はなんと53.4%

なんですね。

考えられないぐらいの利益率です!

これは特異な事例なんですが、こんな企業も

あるということを覚えていて欲しいと思います。

 

また竹末が19年前から運営している

トランクルームですが、

不動産を購入しているわけではありません。

市場に出回っている賃借テナントを安く借り

一般ユーザーにトランクルームを高く貸し出しています。

表現は悪いですが、「人の褌で相撲を取っている」わけです。

収益は、メインとなるテナント賃料や電気代、広告費など

全ての経費を引いた残りの粗利率は毎年60%

軽く超えています。

 

トランクルームの総家賃のキャッシュフローは

不動産を購入していないにもかかわらず

6割以上あり、その気になればトランク家賃を

値上げし7割近くにすることも可能です。

 

レジデンス系の不動産投資が総家賃の

2~30%程度と言われていますが、

それよりはるかに大きなキャッシュフロー割合です。

 

他に竹末がやっているビジネスですが、

コインパーキングビジネスも売上料金の

80~85%が粗利益率です。

(土地を所有していることが前提ですが)

 

他にも探せば、まだまだ粗利益の高い

隙間的なビジネスはたくさんあるでしょう。

 

ここで竹末が何を言いたいかわかりますか?

どうせ、不動産の投資をやるなら

アパートや賃貸マンのような粗利益率の低い

ビジネスではなく

■粗利益率の高いビジネスを選べ

ということなんです。

 

また、キーエンスの戦略のように

もし自分のビジネスの粗利益率が低いなら

お客様の問題点を解決するため

新しい付加価値を付け、高く売って

粗利益率を上げることを考えろ

ということなんですね。

 

もちろん、モノを高く売ることに

抵抗がある方もおられるでしょう。

 

日本人は利益率の高い企業を「儲け過ぎ」などと

羨み半分やっかみ半分で批判するきらいがあります。

しかし、安値合戦に参入し疲弊しているあなたは

そんなことを気に掛ける必要はありませんし

稼げない人たちの言い訳にしかすぎません。

 

利益率が高い商品でも顧客の満足度が高ければ

堂々と胸を張って商品を売ればいいのです。

 

このことは、皆さんも「既知の慣習にとらわれず

発想を変えてものごとを見ていく必要がある」

という良い事例だと思います。

 

これからは、粗利益率の高いビジネスを選びましょう!

 

 

 

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