テナントの空室が増えると問い合わせが増える

さて、
昨日は、あるテナントのオーナーさんから
連絡が入りました。

ご自分のテナントビルの空室を埋めたいので
トランクルームとして借りてくれないかという
ご相談です。

話を伺ってみると、2階のテナントの坪単価が○○円だとか、
坪○○円ではとても採算が合わないので
大変申し訳ないのですがお断りしました。

ついでに要らぬお世話ですが
「いつまでも高い家賃だと決まりませんよ」
「思い切って家賃を下げたら、決まる可能性は
 高くなりますのでそうしたらどうでしょうか?」
とアドバイスしておきました。

このように、高値思考のオーナーさんって、
まだまだたくさんいるんですよね。

東京を含めた全国で、テナントの空室が増え
どちらのオーナーさんも困っているご様子です。

最近の大阪や東京でも、ビジネス街では
大規模な新築オフィスビルのラッシュです。

こんなにテナントビルを建てて大丈夫かな
といつも思うんですが、案の定、築30年を超えた
古くて耐震性のないオフィスビルのテナントが空いてきます。

最近、新聞などでよく出ている住宅の空き家率も
非常に高いですが、テナントの空室率も相当なものです。

東京の渋谷区や新宿区、中央区、港区、千代田区など
都内でも有数と言われているビジネス街でも
テナントの空室が多いこと。多いこと。

昨今の不動産投資ブームで、個人も企業も
資産活用を叫びますが、これからの日本の全ての
不動産活用はわたしは「衰退期」だと考えています。

景気が良かろうと悪かろうと、儲かる人は存在し
富裕層のお金がだぶつくと必然的に不動産へと流れます。
元来、日本人は不動産が大好きですからね。

それゆえ、これから不動産の活用を考えるとき
十分考えて行動するべきだと思います。

その活用方法が10年後、20年後どうなっているのか
どのように市場が変わっていくのか
そういうことを自分に投げかけて考えてみる。
そして企画、立案してもらいたいと思いますね。

この恐ろしくスピートの速い世の中、時代は
10年単位の区切りで物事を図り考えていくべきです。

建築や不動産も一緒だと思います。