続・トランクルーム開発ストーリー秘話

レンタル収納経営スタートの準備を進めました。

当時、準備期間中は

利用者は本当にいるのだろうか?

という不安を持ちながら

疑心暗鬼の毎日だったことを覚えています。

しかし、成功させるという前向きな気持ち

だけは持っていました。

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と、いうことでその続きがはじまります。

物件を借りることに成功したわたしは

早速、事務所内装の解体から始めました。

解体は知り合いの業者さんにお願いし

2~3日で解体が終わりました。費用は20万です。

その後、内部のトランクルームの設置費315万。

入口のフェンス、扉などの工事を発注し

当時、26万ぐらいだったかな。

工事費は良心的な価格でした。

それから電気設備費が15万。 これも まず、まず。

こうやって、全て2社以上の見積もりを取って

業者さんには競争意識を植え付けました。

こういうことをしないと

業者さんは法外な値段を出してきますので注意が必要です。

他にも看板、のぼり、捨て看板などの用意もしました。

そして、トランクルームという商品がほぼ完成したら

商品を周辺利用者へ告知するために

宣伝、広報をしなければなりません。

チラシを作り、周辺、1~2kmの範囲で

新聞折り込みやポスティングをします。

当初、私はトランクルーム経営の集客を甘く見ていて

オフラインのチラシ、ポスティングや看板だけで

十分集客できると読んでいました。

この甘い予測が後になって最悪の結果を招いたのです。

で、最初のチラシはオープン告知ということで

新聞折り込みを2万枚ほど配りました。

すると、チラシを見たと言って問い合わせの電話が

十数件ありました。

気を良くしたわたしは2週間後再度折り込みを打ちました。

最終的に4月オープンで

その月は9件の利用者を獲得したのです。

翌月、またまた、3回目の折込チラシを打ちましたが

反応が急激に落ち、最終的には3件の成約でした。

また、その翌月も4回目のチラシを打ちましたが

さらに反応は落ち、最終的に1件の成約。

もはや、この段階で折り込みチラシの威力はありません。

焦ったわたしは、ポスティングに切り替えました。

毎晩、毎晩、夜10時ぐらいに自転車に乗って

マンションのポストへポスティングを敢行します。
(昼間は管理人がいるため注意されるので夜に変更)

約3か月間、ほとんど毎日のように

近隣のマンションの郵便受けにチラシを入れ続けました。

しかし、私のポスティングの集客努力にもかかわらず

7月は成約 0です。

そして8月も成約 0。

9月は成約 1件。

この頃、まったく、成果が見えませんでした。

トランクルームの利用者がなかなか見つからないのです。

入らないトランクルームを見て

不動産屋さんからは白い目で見られ

「竹末さんがまた、変わったことやっている?」

また、友人からはバカにされ

「竹末、なんで、こんな儲からないことを
 お金を掛けてまでやるんだ?」

と、こんなことまでいわれました。

ここで、わたしはひどく落ち込みました。

「このビジネスは失敗したかな?」

「こんなに研究し何年もかけて準備したのに
 選択を間違っていたのでは?」

「そもそも、地方になんかトランクルームを借りるという

需要、ニーズなど、まったくないんだ。」

「こういうニーズは地方ではまだ早すぎたかもしれない?」

と、ここまで思い込んだのです。

あ~ぁ、やるんじゃなかったぁぁぁー

挫折。。。。。

完全に打ちのめされた竹末が

その後、取った行動は・・・・・?

と、いうことで今日はここまで。

この続きは次回でお話しします。

楽しみにしてくださいね。